ばね指


ばね指とは?
今回は、ばね指についてお話ししていきます。
そもそもばね指とは、指を曲げたり伸ばしたりする動きの際に、腱やそれを支える腱鞘に炎症が起こり、腱鞘炎が悪化することによって生じるとされています。
ばね指の根本原因は?
一つ目は、オーバーユース、いわゆる使い過ぎが原因です。
スポーツで言えば、ゴルフやテニス、バドミントンなどが挙げられます。
また、ピアノや吹奏楽などの楽器の演奏によっても起こることがあります。
さらに、日常生活や家事の中でも起こることがあります。
例えば、料理で包丁を使ったり、洗い物をする動作などです。
「そんなことで?」と思われるかもしれませんが、小さな負担の繰り返しが積み重なることで、やがて大きなけがにつながりやすくなってしまうのです。
もう一つの原因は、女性ホルモンの乱れです。特に、産前や産後の時期に多く見られます。
女性ホルモンは、前述した腱や腱鞘といった身体の部位に深く関係しており、ホルモンバランスが乱れることで、さらに産後に家事で手を使い過ぎる状況が加わると、ばね指になりやすくなると考えられています。
こんなお悩みはありませんか?
①掌が痛くて、拳を握れなかったり、握った拳を開こうとしても時間がかかって、ばねを弾くように指が開いたりする。
②腕の親指の付け根が痛む。
③肘が動かすと何だか痛む。
④肩凝りや首凝りがあり、スッキリしない。
⑤生理前後は、体調が悪く身体の節々が痛くなったりする事がある。
②〜④は、ばね指の兆候です。腕周りをマッサージやストレッチを行い、ならないようにするのが懸命です。
①は、ばね指になってしまっています。今すぐ、診てもらいましょう。
ばね指に対する当院の考え
ばね指に対する当院の考え方ですが、主な要因としては女性ホルモンの乱れと、手のオーバーユースであると考えております。
女性ホルモンは、身体の状態と切っても切れない深い関係があります。
また、身体の中の自律神経が乱れていることも少なくありません。
そのような状態は、身体にとって非常に辛いものではないでしょうか。
そのため、特に産後の女性の方においては、まず自律神経を整えていくことが大切になります。
それ以外の原因としては、やはりオーバーユースが挙げられます。
スポーツをされている方であれば、練習などにある程度制限をかける必要があるかもしれません。
また、家事などで痛みを感じる場合には、ご家族など一緒にお住まいの方にお手伝いいただくことで、負担を軽減することが大切です。
このように痛みの軽減に努めていただくことで、早期の回復が期待できるだけでなく、施術を行った際の効果もより高まりやすくなります。
ばね指はなぜ起こるのか?
ばね指の原因は、手の使い過ぎで起こると言われています。
手を使いすぎたことにより、腱や腱鞘に負荷がかかり続け、炎症を起こします。
例を挙げると、デスクワークやゴルフ、テニスなどの手を使うスポーツ、ピアノなどの楽器演奏、洗い物などの家事で起こりやすいと考えられています。
また、女性の場合、妊娠中や産後、更年期などでホルモンバランスが大きく変化することで血行不良を起こし、腱鞘が狭窄するため、ばね指の発症リスクが高くなると言われています。
その他にも、関節リウマチや糖尿病でも末梢の血行不良が見られるため、リスクは高くなります。
ばね指を放っておくとどうなるのか?
バネ指を放置しておくと、指の曲げ伸ばしがうまくできなくなることがあります。指を曲げる腱に炎症反応が起き、腱鞘炎を引き起こすことがあります。
今、バネ指になっていなくても、これからなる可能性があります。先ほどもお伝えした通り、腱鞘炎が進行することで、バネ指に繋がることがあります。最初は腱鞘炎だから、いつか大丈夫になるだろうと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、腱鞘炎になることにより痛みを感じることがあります。また、腱の一部が腫れて肥大化したり、指の使い過ぎによって負担がかかり、熱を帯びてくることがあります。その他にも、朝にこのような指の症状が強く現れることがあります。更年期の女性や妊娠・出産期にバネ指になる方が多くいらっしゃいますので、女性の方は特に気をつけて過ごすことが大切です。
ばね指に効果的な当院の施術メニューは?
更年期の女性や妊娠から出産の女性に多く見られることがあります。そのため、ホルモンバランスが関わっていると言われており、腱や腱鞘に炎症反応が出ることで痛みや腫れなどが現れることがあります。これらの症状を軽減していくために、当院の鍼の施術がオススメです。
また、先程も説明した通り、腱鞘炎を放置しておくと、バネ指に症状が変化することがあります。そのため、腱鞘炎の症状を軽減していくことにより、バネ指にならないようにすることが重要です。腱鞘炎を軽減するためには、鍼の施術はもちろんオススメです。その他にも、電気の施術や温熱療法も効果が期待できる方法です。
その施術を受けるとどう楽になるの?
先程説明した鍼の施術では、ホルモンバランスの乱れを軽減が期待できます。なぜ軽減が期待できるかと言うと、鍼の施術を行うことにより、ツボを刺激して自律神経の乱れたホルモンバランスを整えることができるためです。他にも、硬くなった筋肉に鍼を打つことにより筋肉が柔らかくなり、血流の軽減が期待できます。また、電気の施術も同様に、電気をかけて筋肉を柔らかくしていくことができ、指の曲げ伸ばしがしやすくなります。温熱療法では、血流の流れを良くすることにより栄養が届き、老廃物がうまく流れることが期待できます。より健康的な状態へと導いていきます。
ばね指を軽減するために必要な施術頻度は?
必要な施術頻度は毎日です。なぜならバネ指は、指の使いすぎにより発生することが多いからです。指は日常生活で使う頻度が多いため、その日のうちにメンテナンスを行うことにより、痛みや炎症の軽減が期待できます。また、家ではお風呂に浸かったりして指を温めたり、指の手を広げ指を伸ばすストレッチをすることも効果が期待できます。