野球肩・野球肘
こんなお悩みはありませんか?

投球時に肩に痛みが出ることがあります
肩の可動域が制限され、動かしにくさを感じます
ボールのスピードが低下すると感じることがあります
肩や肘に引っかかり感や詰まり感を覚えることがあります
夜間に肩や肘の痛みが出ることがあります
投球時に肘の痛みや腫れ、不安定感を感じることがあります
野球肩・野球肘について知っておくべきこと

野球肩・野球肘において知っておくべきことは、大きく4つあります。
1つ目は原因の特定です。野球肩・野球肘の原因はオーバーユースだけでなく、投球フォームの崩れ、柔軟性の低下、筋力不足など多岐にわたるため、カウンセリングや動作分析を通して原因を明確にしていくことが大切です。
2つ目は関節可動域と筋バランスの評価です。肩や肘だけでなく、肩甲骨、胸郭、股関節の可動域や筋バランスを確認し、全身の動きの連動性も考慮していきます。特に肩甲骨の可動性が低下すると、肩関節に負担がかかりやすくなります。
3つ目はアライメント調整と筋膜リリースです。肩や肘だけでなく、体幹や下肢のバランスを整えることで、負担の軽減が期待できます。特に胸椎や肩甲骨周囲の可動域への対応が重要とされています。
4つ目はリハビリ・エクササイズ指導です。インナーマッスル(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の強化や、肩・肘の安定性向上が期待できるエクササイズを行い、再発防止を目指していきます。
症状の現れ方は?

野球肩・野球肘の症状の現れ方には、以下のような特徴があります。
野球肩では、肩の前面や外側に痛みを感じることが多く、特に投球時に痛みが強くなることがあります。また、肩を動かす際に痛みや違和感が出ることで可動域が制限される場合があります。さらに、肩周りの筋力が低下し、力が入りにくくなることもあります。夜間に痛みが強くなり、睡眠に影響が出ることもあります。
野球肘では、肘の内側に痛みを感じることが多く、特に投球時や投球後に痛みが強くなる傾向があります。肘の内側が腫れることがあり、肘を曲げ伸ばしする際に動きが制限されることもあります。投球後に肘へ強い疲労感を覚えることもあります。
その他の原因は?

野球肩・野球肘の原因は、主に投球動作に関連する過度な負担や不適切な技術が関係していると考えられています。
野球肩では、投球数が多いことによって肩にかかる負担が大きくなり、肩周囲の筋肉や靭帯に負担がかかることがあります。また、不適切な投球フォームにより肩の動きが不自然になると、肩関節へ過剰なストレスが加わる場合があります。さらに、肩周りの筋力バランスが崩れることで、肩関節の安定性が低下し、負担が増えることもあります。投球動作を繰り返すことで、肩の組織に疲労が蓄積し、炎症が起こる場合もあります。
野球肘では、投球数が多すぎることで肘にかかる負担が増加し、靭帯や筋肉に影響が及ぶ可能性があります。不適切な投球フォームが続くことで、肘に不自然な力が加わり、負担が強まることもあります。肘周囲の筋力が弱い場合、投球時に肘へ過剰な負担がかかることがあります。さらに、成長期の選手は骨や靭帯が未発達なため、負担を受けやすい傾向にあります。
野球肩・野球肘を放置するとどうなる?

投球練習の中で「試合前だからもう少し練習したい」「まだ大丈夫」と考え、痛みがあるにもかかわらず投球を続けてしまうことも少なくありません。
野球肩・野球肘を放置する期間が長くなるほど、靭帯や骨に影響が及ぶ可能性が高まり、症状が重くなることが考えられます。症状が進行するほど、軽減を目指すまでに時間を要する傾向があります。場合によっては、思うように投球ができなくなってしまったり、長期間競技から離れる必要が出てくることもあります。
痛みがある場合には、無理に投球を続けず、早めに医療機関などへ相談することが大切です。
当院の施術方法について

当院では、電気施術や筋膜ストレッチなどを組み合わせた対応を行っております。
電気施術は、痛みが出ている部位にやさしく電気を流し、炎症の抑制や筋肉の緊張の緩和を目指すことで、痛みの軽減が期待されます。
また、野球肩・野球肘を引き起こしにくい身体づくりを目指すためには、筋肉の柔軟性が大切になります。硬くなっている筋肉を丁寧にほぐし、柔軟性を高めながら身体のバランスを整えていくことが重要です。
さらに、施術だけでなく、ご自身で投球フォームを確認するなどの対策を行っていただくことで、野球肩・野球肘の再発防止にもつながると考えられます。そのため、日常的にご自身のお身体の状態を意識していただくことが大切です。
軽減していく上でのポイント

野球肩・野球肘の軽減を目指していく上で大切なことは、「投球を一時的に休止すること」です。休止期間中は、肘や肩周辺の筋肉に対するストレッチを行い、できる限り負担をかけないようにすることが重要です。
痛みが非常に強い場合には、注射による対応が検討されることもありますが、複数回行うことで肘の付着部などに負担がかかる可能性もあるため、慎重な判断が必要とされています。
痛みが弱くなってきた場合には、リハビリテーションを行いながら、投球動作の確認を進めていくことが大切です。
監修
南仙台東口接骨院 院長
資格:柔道整復師
出身地:福島県福島市
趣味・特技:料理、Netflix





